並木農園
つくっているもの
春菊・サラダ春菊・ホワイトコーン・枝豆・ジャンボピーマン・水なす・薄皮ミニトマト・スイスチャード・赤水菜・赤ホウレン草・スミレかぶ・サラダかぶ・ラディッシュ・にんにく・エシャロット・玉ねぎ・大根・にんじん・白菜 など
販売店
サングリーン旭
ほか
メールアドレス
n.kazokufarm@gmail.com
並木さん家族が茨城県に来られたのは、取材時から2年前の2018年4月のこと。
奥さま慈子(ちかこ)さんのご親戚の農業を継ぐ覚悟で
神奈川県川崎市から鉾田市へ移住してこられました。
もともとはサラリーマンとして働いていた和伸さんでしたが、緑内障の持病が発覚してから、『生涯会社員』という立場に疑問を抱き始めたそうです。
夫婦でおじいちゃんおばあちゃんになった時に、毎日パソコンを眺めている生活よりも自然相手に汗を流しているほうが楽しいんじゃないかな?
と、『就農』について考えはじめた和伸さん。
当時、奥さまの慈子さんは看護師として働いていましたが、和伸さんの目のことや家族の将来を考えて、二人三脚で農業をやることを決意し、3人のお子さまと一緒に家族で鉾田へ転住されました。
しかし、慈子さんのご親戚が育てている畑は葉物(水菜やホウレン草)が多く、視覚的にかなり細かな気遣いが必要。
和伸さんの視力が思っていた以上に低下していたこともあり、おじさまの畑は慈子さんが中心となって支えることとなりました。
和伸さんはというと別の場所で新たに農地を借りて、自分に合った品種を見つけるべく、根菜類を中心にさまざまなお野菜を育てて日々実験。
農大でのセミナーを受けたり、県の普及センターで先輩農家さんの講義を聴いたり、得意のパソコンを駆使しながら調べものをしたりYouTubeを見て情報を集めておられます。自称「YouTube農家」だそうです!(笑)
「昔からの農家さんならば、経験則や肌で感じるものから色んな判断をしていくことも多いはず。でも僕にはそれがないから、デジタルを駆使して調べまくって、ひとつひとつ試行錯誤の毎日です。」
畑のアチコチにある手描きのメモから、和伸さんの探求心がうかがえます。
和伸さんが熱心に勉強する理由は、
『鉾田で作ったお野菜の美味しさを知ってしまったから』
もともとは埼玉県ご出身で都心での暮らしも長かったため、鉾田に来て野菜の美味しさに改めて感激したそうです。
都心で暮らす友人たちに、ぜひ新鮮野菜を届けたい。食べてもらいたい。
『新鮮野菜をお手元に』
というスローガンが、和伸さんの夢だそうです。
さて、和伸さんにはもう一つ大きなお仕事が・・・。
慈子さんが軸となって畑に出るようになったので、主夫としても大活躍!
子育てに家事に、と日々奮闘されています。
育ちすぎて花が咲いてしまった白菜を見ながら
「白菜の菜の花、さっと茹でてマヨネーズつけたらメチャ甘くて美味しいんですよ!
子どもたちも大好きなんですよ~!」
と熱く語る姿は、まさに主夫でしたね~
農家と主夫。
新しい形の兼業農家さんの誕生です!✨